PICマイコン制御用のターゲットボード製作のポイント<New>


このページは、当ホームページでご紹介していますPICターゲットボードのパターン図面をお譲りした読者のためのページです。ボードを組み立てるための製作のポイントを簡単にまとめてみました。


<項目>ICソケットのポイント
<ここがポイント>一列のICソケットを使うと便利です。
必ず両面に半田付けできるタイプのICソケットを使ってください。

図1に示すように、20ピンの一列のICソケットを使いました。ICの足の数に合わせてピン数を切断して使えるので、10ピン(リレー用),14ピン(バッファIC用),16ピン(MAX232用),20ピン(74LS244用),40ピン(PIC16F877/40ピン・ゼロプレッシャーICソケット用)を別々に買いそろえる必要がありませんので便利です。さて、図2を見てください。両面基板のため、ICソケットのリードを上面側でも半田付けする箇所が多々あります。図1、図2の矢印で示した部分に出っ張りのあるICソケットを必ず使ってください。基板に密着して実装するタイプのICソケットでは、上面側のパターンに半田付けできませんのでNGです。ICソケットは端から順番に半田付けするようにしてください。特に上面側パターンとの半田付け忘れが多いので、1列ずつ半田付けをしたら、必ずテスタなどで導通チェックをするようにしてください。

使用したICソケット ICソケットを実装した様子
図1. 使用したICソケット 図2.ICソケットを実装した様子
矢印で示したICソケットのリード部分と、上面側パターンとを半田付けします

図3は、セラミック発振子(3端子)にもソケットを使用し、容易に発振子を脱着できるようにしています。いくつか異なった周波数のセラミック発振子を用意しておけば、PICのクロック発振周波数を各種変えることができます。図4は、ICソケット周辺の実装部品を示しています。バッファ用のICをソケットから外して写真撮影をしたところです。ICの下側にもパターンがあり、10μFの表面実装用タンタルコンデンサと0.1μFのセラミックコンデンサが接続されています。このように基板とICとの空隙にも部品を配置し、高密度実装化を図っています。なお、ちょっと見づらいかもしれませんが、図3の40ピン・ゼロプレッシャーICソケットの下にも20ピン一列のICソケットを付けています。ここでも、ICソケットのリードを上面側で半田付けする箇所がありますので、忘れずに半田付けしてください。(直接、40ピン・ゼロプレッシャーICソケットを基板に半田付けしないでください。)

セラミック発振子のソケット実装 ICソケット周辺の実装部品
図3. セラミック発振子のソケット実装 図4.ICソケット周辺の実装部品



<項目>10ピン・コネクタについて
図5は、10ピン・コネクタの実装例を示しています。PICのRB,RC,RDポートは0〜7までの8ピンありますが、残りの2ピンについては、GNDと+5V電源に割り当てられています。RAポートの6,7ピンと、REポートの3〜7ピンはありませんので未接続としています。+5V電源やGNDラインがあることで、外部のブレッドボードと接続した場合に、別電源を用意する必要がなく便利です。

10ピン・コネクタのピン配置
図5.10ピン・コネクタのピン配置



<項目>ジャンパ配線について
図6に示すように、2点の端子間をジャンパ配線で接続するところが1カ所ありますので、注意してください。
接続の詳細については、こちらをご覧ください。→PICターゲットボード下面側の配線パターン
このジャンパ配線は、2極スイッチにより、リレーBを通して書込表示用のLEDの点灯/消灯動作ができるようにします。

(a)2端子間のジャンパ配線の様子 (b)2端子間のジャンパ配線の様子
(a)リレー端子(リレーBの2ピン) (b)LED接続端子(2.2kΩから)
図6.2端子間のジャンパ配線の様子




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